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国家公務員一般職試験対策!勉強スケジュールやおすすめの勉強方法など

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この記事では、国家一般職試験の対策方法を紹介します。スケジュールの立て方や、重点的に学習すべき科目を説明します。

国家公務員一般職とは

国家一般職とは、中央省庁もしくはその出先機関に勤める、事務処理等の定型的な業務を行う職種です。

総合職(いわゆるキャリア官僚)が政策の企画立案を行うのに対して、一般職は実際の運用を行うのが主な仕事です。この記事では、国家一般職(大卒程度)の行政区分の試験について説明します。

国家公務員一般職とは?試験の難易度、倍率、勉強時間のまとめ

国家公務員一般職試験の概要

試験の種類

国家一般職の試験は、1次試験と2次試験に分かれています。ここでは、それぞれの試験の配点や時間、問題数について説明します。

1次試験

1次試験では、次の3つの筆記試験が行われます。

試験の種類 配点 試験時間 設問数
基礎能力試験 2/9 2時間20分 40問
専門試験 4/9 3時間 40問
一般論文試験 1/9 1時間 1問

2次試験

2次試験は、人物試験(面接)のみとなっており配点は2/9です。

上記からわかるように、国家一般職の試験は筆記試験の配点が7/9と高くなっています。1次試験の合格者は、基礎能力試験と専門試験の合計点で決定されます。最終合格者を決める際に、すべての試験結果を合計点が使用されます。

試験科目

次に、それぞれの試験の科目と出題数を表にして説明します。2018年度の科目別出題数は以下のようになっています。

基礎能力試験

試験の科目 出題数 科目別出題数
一般知能 合計30問 現代文6問、英文5問、判断推理8問、数的推理5問、資料解釈3問、時事3問
一般教養 各1問ずつ 政治、経済、社会、物理、化学、生物、日本史、世界史、地理、思想

専門試験

  1. 政治学5問
  2. 行政学5問
  3. 憲法5問
  4. 行政法5問
  5. 民法(総則・物権)5問
  6. 民法(債権・親族・相続)5問
  7. ミクロ経済学5問
  8. マクロ経済学5問
  9. 財政学・経済事情5問
  10. 経営学5問
  11. 国際関係5問
  12. 社会学5問
  13. 心理学5問
  14. 教育学5問
  15. 英語(基礎)5問
  16. 英語(一般)5問

専門試験は、これらの16科目80問のうち、8科目40問を選択し解答します。

試験日程

ここでは、2019年度のスケジュールを掲載しています。試験は例年おおよそ同じ日程で実施されています。

申し込み期間 4月5日~4月17日
1次試験日 6月16日
1次試験合格発表 7月10日
2次試験日 7月17日~8月2日
最終合格発表 8月20日

国家公務員一般職試験の勉強スケジュール

国家一般職試験の勉強スケジュールについて、大学3年生の8月ごろから勉強を始めることを想定して大まかに説明します。

国家一般職の試験対策において重要なことは、配点の高い筆記試験でなるべく点数を取ることです。一般職の合格点は、おおよそ6~7割と言われています。この点数を取ることを目標にして、効率よく勉強を進めましょう。

8~11月

試験勉強は、基礎能力試験の現代文、判断推理、数的推理、資料解釈の勉強から始めましょう。これらの科目は、暗記科目ではありません。繰り返し問題を解くことで、解法パターンを覚えていく必要のある科目です。

これらの科目と合わせて専門試験の勉強を始めましょう。専門試験は、試験範囲が広く暗記が必要な科目です。

試験科目を自分で選択する必要があるため、自分の得意不得意に合わせて科目を選択しましょう。選択予定だった科目が難化した場合に備えて、予備の科目を1、2科目用意しておくといいでしょう。

12~2月

この時期からは、基礎能力試験の一般知識分野の対策も並行して始めましょう。

一般知識は、範囲が膨大で出題数の少ない分野です。3問出題される時事問題に力を入れて、その他の科目は高校の教科書を軽く見ておく程度でもよいと思われます。

3~5月

後回しにしがちな一般論文試験と人物試験(面接)の対策を、この時期から徐々に始めていきましょう。論文の構成の仕方や、人物試験で過去に質問された内容を確認しておくとよいと思います。

6、7月

筆記試験(1次試験)終了後は、面接の対策に集中しましょう。2次試験前の官庁業務説明会への参加も忘れないように注意してください。

注力すべき試験・科目

上記のスケジュールでも少し触れていますが、一般職試験で注力すべきは、一般知能分野(現代文、判断推理、数的推理、資料解釈)と専門試験の2つです。

一般知能は、出題数が多く、コツコツと学習を進めれば確実に点が取りやすい科目です。短時間で解けるようになる科目ではないので、毎日継続して過去問などで学習を進めましょう。

専門試験では、特に憲法・民法・経済学(ミクロ・マクロ)を中心に学習しましょう。これらは、受験者の多くが選択し、比較的点が取りやすい科目となっています。周りの受験者と差をつけられないように、重点を置いて勉強を進めましょう。

国家公務員一般職試験対策!おすすめの勉強法

まず過去問を取り寄せる

公務員試験の過去問を入手するには、人事院のウェブサイトで申請すると取り寄せることができます。

申請してから手元に届くまでに、1か月半程度かかります。試験間近になってからでは間に合わない可能性もあるので、余裕をもって申請しておきましょう。

大学の授業を活用する

大学では、公務員試験で出題される科目の講義が行われていることがあります。

特に、法律系や経済系の科目は、文系の大学であれば設置されていると思います。公務員講座という名称で、数的推理や判断推理の演習を行っている大学もあるようです。これらの授業や講座を活用するのも1つの方法です。

資格スクールを利用する

国家公務員一般職試験に強いスクールを利用する方法もあります。

資格スクールは、その試験のノウハウを保有しているため、これまでの出題パターンを把握しており、効率よく学習を進めたい方に特におすすめです。
以下では、国家公務員一般職対策コースが用意されている資格スクールをいくつか紹介します。

伊藤塾

伊藤塾は、法律資格・公務員試験のスクールです。国家公務員一般職試験に対応した「公務員試験 地方上級・国家一般職 対策講座」が用意されています。

この講座は、東京(渋谷)校、もしくはウェブ(通信)で受講することができます。カリキュラムは「講義」+「択一・記述演習」が基本となっているため、インプットとアウトプットをバランスよく習得できる構成が特徴です。

学習期間に合わせてコースを選択することができ、1年~3年間で合格・内定を目指します。受講料は期間により異なりますが、298,900円~313,600円です。

オンラインスクール・通信講座を利用する

資格スクールに通いたいけど、「定期的に時間を作るのが難しい」「通いやすい場所にスクールがない」という方におすすめなのが、オンラインスクールや通信講座です。

オンラインスクールや通信講座は、自分の好きな時間に、効率よく組まれたカリキュラムで学習を進めることができます。資格スクールに通う場合よりも安価な場合が多く、アルバイトやサークル活動などを続けながら合格を目指す、忙しい大学生にもおすすめです。

アガルート

アガルートは難関資格試験を得意とする通信講座です。地方上級・国家一般職カリキュラムが用意されています。

このカリキュラムでは、公務員試験に幅広く対応するため、主要科目をすべて学ぶことができます。学習ステップは4段階に分かれており、基礎能力試験対策から、面接対策までに対応しています。

講義はオンラインで行われ、受講画面にテキストが同時表示されるため、講義とテキストを持ち歩くことなく、インターネット環境さえあれば学習することができます。受講料は194,000円です。

資格スクエア

資格スクエアは資格試験のオンライン学習サービスです。公務員 国家一般職 地方上級・市役所コースがあります。資格スクエアの講義はすべてオンラインで、24時間いつでも、何度でも視聴できるため、隙間時間に学習を進めることができます。

講義を聞いたあとにすぐに問題演習を解くことで、知識を定着させる独自の学習法が特徴です。

受講料は期間により異なり、3か月プランは97,200円、6か月プランは116,640円、12か月プランは155,520円です。

参考書や問題集を使用する

国家一般職[大卒] 専門試験 過去問500 2020年度 (公務員試験 合格の500シリーズ4)

公務員試験の学習においては、過去問を解くことは重要です。この本は、7年分の国家一般職の専門試験の問題が掲載されています(基礎能力試験の過去問は別売り)

できるだけ多くの年数の過去問を解くことで、これまでの傾向を予想でき、実際の試験形式になれることができます。

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5 数的推理

公務員試験の対策でよく使われるのが、スーパー過去問ゼミシリーズです。上の本は、数的推理の本ですが、各教科ごとに別で出版されています。自分の苦手科目を購入し、知識の補完として利用する方法がおすすめです。

スケジュールをたて、国家公務員一般職合格を目指そう

  • 国家一般職試験は、科目数が多く、幅広い基礎的な知識が問われる
  • 合格には、科目の選択とスケジューリングが重要

国家一般職の試験では、特に、基礎能力試験の一般知能と専門試験の対策が重要です。スケジュールに余裕をもって、過去問を活用して学習を進め、合格を目指しましょう。

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