コラム

留学に必要はビザとは?ワーホリなどの種類別・国別の申請方法、手数料などを解説

投稿日:

この記事では、留学をする際に必要となるビザについてまとめています。ビザの種類(学生・短期・就労)や、国別のビザを紹介します。

ビザ(VISA・査証)とは

ビザとは、ある人物が自分の国以外に入国する際に、その人のパスポートが有効であり、その人が入国することを認める証明書のことです。海外へ渡航する際にはその国に入るのにビザが必要かどうか調べ、必要であれば取得しなければなりません。

ビザの種類

ビザには、短期滞在のためのビザと、長期滞在・就労のためのビザの2種類があります。

短期滞在目的のビザ

短期滞在のためのビザは、観光旅行などで外国に行く場合に必要です。

定められた期間を超えない場合、ビザの免除を認めている国も数多くあります。一方で、インドやカンボジア、ロシアなどの国に行く際には期間に関わらずビザの取得が必要です。

短期滞在の場合のビザ免除国・地域一覧

2017年7月時点で、下記の68の国・地域では短期滞在の場合、ビザが免除されます。

在留期間は、インドネシア・タイ・ブルネイは「15日」、アラブ首長国連邦は「30日」、その他の国・地域については「90日」です。

ただし、日本で報酬を受ける活動に従事する場合、または、それぞれ国ごとに決められた短期滞在の期間を超えて滞在する場合にはビザを取得する必要があります。

アジア インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア、ブルネイ、韓国、台湾、香港、マカオ
北米 米国、アメリカ
中南米 アルゼンチン、ウルグアイ、エルサルバドル、グアテマラ、コスタリカ、スリナム、チリ、ドミニカ共和国、バハマ、バルバドス、ホンジュラス、メキシコ
大洋州 オーストラリア、ニュージーランド
中東 アラブ首長国連邦、イスラエル、トルコ
アフリカ チュニジア、モーリシャス、レソト
ヨーロッパ アイスランド、アイルランド、アンドラ、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、ギプロス、ギリシャ、クロアチア、サンマリノ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、セルビア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マケドニア旧ユーゴスラビア、マルタ、モナコ、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルーマニア、ルクセンブルク、英国

参考:外務省 ビザ免除国・地域(短期滞在)

長期滞在・就労目的のビザ

長期滞在・就労のためのビザは、国によって種類や条件は異なりますが、おおよそ90日を超える滞在の場合に必要です。留学用のビザはこちらに該当します。

ワーホリ(ワーキングホリデー)ビザ

ワーキングホリデービザは、ワーキングホリデーをする人のために発行されるビザのことです。

ワーキングホリデーとは、18歳から30歳の人を対象に、協定を結んだ国に1~2年の滞在と就労を認める制度のことです。ワーキングホリデー協定が結ばれている国は、オーストラリアやニュージーランド、カナダやイギリス、韓国など20カ国以上に及びます。

通常の留学ビザの場合働くことに制限がかかる場合が多いですが、ワーキングホリデービザの場合働くことが許可されています。なお、ワーキングホリデービザは1つの国につき一生で1回しか利用できません。

留学先として人気の国別!ビザの種類と申請方法

アメリカ

90日以内の滞在

アメリカでは90日を超えない期間での滞在の場合、ビザなしで留学することができます。その代わりに電子渡航認証システム(ESTA)を通して承認を受ける必要があります。

90日以上の滞在

90日以上の留学の場合は学生ビザを取得します。申請前に留学先の学校に承認を得て、申請時にパスポート、証明写真、大学の入学許可証、ビザ申請書を提出し、その後面接を受けます。

費用は18,400円です。東京・大阪・那覇・札幌・福岡にある、米国大使館もしくは領事館で申請することができます。

カナダ

6か月以内

カナダでは6ヶ月を超えない期間での滞在の場合、ビザなしで留学することができます。代わりにアメリカ同様電子渡航認証システム(eTA)で認証を受ける必要があります。

6か月以上

6ヶ月以上の期間での留学の場合は学生ビザ(就学許可証)が必要です。ビザの申請方法は、郵送とオンラインの2種類があります。

申請時には、パスポート、大学の入学許可証、証明写真、残高証明書が必要です。残高は、学費と滞在費(1000ドル×月)を合わせた額の証明が必要です。ビザの申請費用は150カナダドル(約12,300円)です。

また、2019年からビザ申請時に個人識別情報の登録が義務化されました。個人識別情報の登録にかかる費用は80ドル(約6,500円)で、東京の申請センターで登録する必要があります。

イギリス

イギリスのビザは種類がたくさんありますので、ここではいくつかの学生ビザを紹介します。

それぞれ申請はプログラムの3ヶ月前から可能です。申請の際には、入学許可番号、証明写真、ビザ申請書、パスポート、残高証明(滞在期間6ヶ月以上のビザのみ)、英語力証明(滞在期間6ヶ月以上のビザのみ)が必要です。

英国ビザ申請センターは東京と大阪にあります。

滞在6か月未満の学生ビザ

6ヶ月未満の学生ビザで、申請には97ポンド(約13,500円)かかります。

イギリスでは6か月を超えない期間での滞在の場合、ビザなしで訪問することができますが、空港で滞在先や学校名などを英語で伝えられない人は入国を拒否されてしまう可能性があります。そのため6ヶ月未満のビザも用意されています。

語学留学目的の滞在期間11か月以内の学生ビザ

語学留学目的のみに限定された11ヶ月の学生ビザで、申請には186ポンド(約25,900円)かかります。

6ヶ月以上の大学等への留学のための学生ビザ

6ヶ月以上の大学等への留学のための学生ビザで、申請には348ポンド(約48,400円)かかります。このビザを取得するにはIELTS4.0以上(学位取得の場合IELTS5.5以上)が必要です。

アイルランド

90日以内の滞在

アイルランドでは90日を超えない期間での滞在の場合、ビザなしで留学することができます。

90日以上の滞在

90日以上の場合、学生ビザが必要です。アイルランドでは、渡航後に学生ビザを取得することができます。

語学留学の場合は8ヶ月、大学等への留学の場合1年のビザを申請します(それぞれ更新可能)。

語学留学の場合、フルタイムの授業を15時間以上受けていること、大学等への留学の場合1年以上、週15時間の授業を受けていることが条件です。

学生ビザを申請するには、現地の警察か移民局で登録する必要があります。その際には、パスポート、入学許可証、学費支払証明書、滞在費証明、帰りの航空券が必要です。費用は60ユーロ(約7,400円)です。

ドイツ

90日以内の滞在

ドイツでは90日を超えない期間での滞在の場合、ビザなしで留学することができます。

90日以上の滞在

90日以上の場合、学生ビザが必要です。ドイツに入国して90日以内に現地の外国人局で滞在許可を申請します。また、入国後1~2週間以内に住民登録をし、加えて保険に加入する必要があります

申請の際には、申請書、住民登録証明書、パスポート、写真、保険加入証明書、入学許可証、滞在費用証明書が必要です。費用は期間や申請する場所によって異なりますが、約50~100ユーロ(約6,000円~12,000円)です。

スペイン

90日以内の滞在

90日を超えない期間での滞在の場合、ビザなしで留学することができます。

90日以上の滞在

90日以上の場合、91日から180日の短期ビザと、181日以上の長期ビザの2種類のどちらかを取得する必要があります。申請は、東京にあるスペイン大使館で行います。申請手数料は日本国籍の場合、無料です。

短期ビザの申請時には、申請書、写真、パスポートとコピー、入学証明書、保険加入証明書、滞在費証明書(往復の経費と月額66,000円以上の支払い能力を証明できるもの)、航空券予約確認書が必要です。

長期ビザの場合、上記に加えて健康診断書と無犯罪証明書が必要です。

オーストラリア

オーストラリアで3か月以上の留学をする場合には、学生ビザが必要です。

オーストラリアの学生ビザは、政府が認定された機関へのフルタイムのクラスのみに認められ、現地のクラスへの出席率が80%を切ると取り消されてしまいます

ビザの申請は、コース開始の4ヶ月前からオンラインで行うことができます。十分な資金があること、入学許可が下りていること、保険に加入していることが求められます。申請費用は575オーストラリアドル(約43,000円)です。

ニュージーランド

ニュージーランドで3か月以上の留学をする場合には、学生ビザが必要です。申し込みには、オンライン申し込み、郵送申し込み、窓口申し込みの3つの方法があります。

申請時には、申請書、パスポート、証明写真、留学計画書、入学許可書、資金証明書、胸部X線検査証明書(6ヶ月以上の場合)が必要です。日本国籍の場合、申請費用はかかりません。

フィリピン

滞在期間が30日以内の場合、特別申請する必要のない観光ビザで滞在することができます。留学する場合は期間を問わず、SSPと呼ばれる特別就学許可証と、ACR I-CARDと呼ばれるIDカードが必要です。

滞在期間が長くなる場合、観光ビザやSSPの延長が必要になります。半年以上滞在する場合は、ECCという証明書が必要です。

また、大学・大学院への留学の場合、学生ビザが必要です。

フィリピンに留学する場合、ビザの申請は現地で行います。

フィリピンのビザのシステムは複雑なため、現地の語学学校に代行申請を依頼する人が多いようです。その場合、手数料も含めた費用は、30日未満の場合約13,000円、3か月の場合約40,000円、6ヶ月の場合約50,000円です。

タイ

30日未満の滞在

30日未満の滞在の場合、ビザは不要です。

31日以上の滞在

それ以降の滞在は、教育ビザが必要です。ビザ申請はタイ大使館で行います。教育ビザには、1回のみタイに入国可能なシングルエントリービザと、何度も出入り可能なマルチプルエントリービザがあります。

シングルの場合有効期間は3ヶ月、申請料は9,000円です。マルチの場合有効期間は12ヶ月、申請料は22,000円です。申請には、パスポート、申請書、写真、航空券、経歴書、入学許可書、日本の教育機関の推薦状もしくは身元保証書が必要です。

台湾

90日未満の滞在

90日未満の滞在の場合、ビザは不要です。

90日以上の滞在の場合

90日以上の留学の場合、3つの種類のビザがあります。

  • 中国語留学のためのビザ(期間は60日または90日ですが、180日まで延長申請可能)
  • 半年以下の交換留学用ビザ
  • 半年以上の留学用ビザ
ビザの種類 共通 必要な書類 費用
中国語留学のためのビザ パスポート、申請書、証明写真、入学許可書 50万円以上の残高証明書、学習計画書 5,300円
半年以下の交換留学用ビザ 現在の大学の在籍証明書 5,300円
半年以上の留学用ビザ 50万円以上の残高証明書、健康診断書、卒業証明書および成績証明書 13,900円

中国

中国では、15日未満の滞在の場合、ビザは不要です。

30日未満の滞在の場合は旅行ビザが必要です。180日未満の留学の場合はX2ビザ、それ以上の場合X1ビザが必要です。

中国ビザ申請センターで直接申請する必要があります。東京と名古屋にありますが、名古屋では一部のビザ申請のみ申し込むことができます。

申請の際には、パスポート、証明写真、申請書、入学許可書(X1.2ビザのみ)、外国留学人員来華査証通知表が必要です。費用は、約13,000円です。

韓国

韓国では、90日未満の滞在の場合、ビザは不要です。

90日以上滞在する場合、D-2ビザかD-4ビザを取得する必要があります。D-4ビザは、主に語学留学をする人が対象、D-2ビザは大学や大学院留学をする人が対象のビザです。

申請の際には、申請書、パスポート、証明写真、入学許可書、5000ドル程度の残高証明書、研修計画書、在学証明書もしくは最終学歴証明書が必要です。

東京にある大韓民国大使館、もしくは札幌・仙台・横浜・新潟・名古屋・大阪・神戸・広島・福岡にある総領事館で申請することができます。

留学が決まったら、最初の準備はビザの申請から

今回の記事では、留学のためのビザについて紹介しました。

国や期間によって、どのような種類のビザが必要になるかが異なります。ただ、ビザの申請にはある程度時間がかかるため、留学が決まった人は早めに準備を始めると良いでしょう。

-コラム
-, , , ,

Copyright© LearnUP , 2019 All Rights Reserved.