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開発学・国際開発学を学べる日本国内の大学院は?カリキュラムや受験資格、学費は?

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今回の記事では、開発学を学べる国内の大学院について紹介します。開発学に関心がある方、国内で開発学を学びたいと考えている方におすすめの記事です。

開発学・国際開発学とは

開発学(国際開発学)は、国際関係学の中の一つの学問で、貧困や格差問題を扱います。政治学、経済学、教育学など様々な学問を学際的に駆使して、世界の貧困や開発問題に取り組む学問です。

開発学の発祥はイギリスで、現在も開発学はイギリスが主流となっています。

開発学・国際開発学を国内で学べる大学院

イギリスが主流の開発学ですが、日本でも開発学への関心は高まっていて、開発学を学べる大学院は国立私立を問わず多くあります。本記事では、その中から全部で6つの大学院を紹介します。

東京大学大学院

東京大学大学院webサイト

http://www.c.u-tokyo.ac.jp/

イギリスのQS社が行っている「World University Rankings」の開発学分野で、2017年24位、2018年25位、2019年25位にランクインしているのが東京大学です。

総合文化研究科の「人間の安全保障プログラム」と呼ばれるプログラムで開発学関連分野を学ぶことができます。人間の安全保障プログラムは3つの科目群に分かれていて、開発科目群、平和科目群、人権科目群があります。

同じ総合文化研究科の国際社会科学専攻でも関連する分野を学ぶことができます。国際社会科学専攻では4大講座と呼ばれる講座から構成されており、その中の国際協力論で開発学関連分野を扱っています。国際社会科学コースは、国際関係論コースと相関社会科学コースの2つに分かれています。

新領域創生科学研究科の国際協力学専攻でも、開発学に関連する分野を学ぶことができます。国際協力学専攻は、開発協力、環境・資源、制度設計の3つのクラスタが用意されています。学生はフィールドワークやインターンシップなどに取り組みながら開発学を学んでいきます。

どの研究科でも、修士課程を修了するには学位論文を提出する必要があります。

東京大学の大学院は11月に出願を受付、1・2月に試験を行います。試験は大学の筆記試験や論文試験、口述試験などから成り立ちます。

費用は入学金が約28万円、授業料が年額約53万円となっています。

名古屋大学大学院

名古屋大学大学院

https://www.gsid.nagoya-u.ac.jp/

日本の開発学の嚆矢と言われているのが名古屋大学です。1991年に設置された国際開発研究科で開発学関連分野を学ぶことができます。

国際開発研究科では、科目のほぼすべてが英語で行われていて、学生の約半分が留学生です。また、実践教育にも力を入れており、海外と国内両方での実地研修を取り入れています。

研究科の中でもコースが分かれていて、経済開発政策・マネジメント、平和とガバナンス、包摂的な社会と国家、教育と人材開発、貧困と社会政策の5つがあります。

また、民間企業などで途上国に関連する業務を行っている人対象に、1年で修士号を修了できる「グローバル企業人材育成」特別課程というカリキュラムを用意しています。

出願資格は大学を卒業していることで、9月と1月の2回選考が行われます。出願時に志願理由・研究計画書、成績証明書などを提出する必要があります。試験は1次試験が英語と論文、2次試験が口述試験となっています。

費用は入学金が約28万円、授業料が年額約53万円となっています。

神戸大学大学院

神戸大学大学院

http://www.gsics.kobe-u.ac.jp/indexj.html

兵庫にある神戸大学の国際協力研究科でも開発学関連分野を学ぶことができます。

国際協力研究科は4つのコースに分かれていて、国際学コース、開発・経済コース、国際法・開発法学コース、政治・地域研究コースがあります。

海外大学と連携して両方の大学の学位が取れるダブルディグリープログラム、将来の国連職員を育てる国際公務員養成プログラム、海外インターン・海外実習プログラムなどが用意されています。学生の半数は留学生です。

出願は7月と12.1月の2回があり、試験は英語・専門科目・小論文などがあります。

費用は、入学金が約28万円、授業料は年額約53万円となっています。

横浜国立大学大学院

横浜国立大学大学院

https://www.gsiss.ynu.ac.jp/

神奈川の横浜国立大学の国際社会科学研究科、国際経済法学専攻で開発学関連分野を学ぶことができます。

横浜国立大学では国際開発分野の専門家を養成する教育プログラムである「国際開発ガバナンスEP」が2016年から開設されました。

このプログラムでは、1年次に政治学や国際関係学など、開発関連の基礎となる分野をキャンパス内で学び、2年次には学外でフィールドスタディやワークショップに取り組み、開発学の実践的な知識を身に付けます。

またJICAと連携したプログラムや10日間のフィリピン研修などのプログラムも用意されています。

試験は9月に行われ、2次募集が2月に行われます。試験は専門科目の筆記試験と、外部試験(TOEIC、TOEFLなど)を利用した英語試験があります。

費用は、入学金が約28万円、授業料が年額約53万円となっています。

国際基督教大学大学院

国際基督教大学大学院

https://www.icu.ac.jp/

国際基督教大学(ICU)の大学院であるアーツサイエンス研究科で開発学関連分野を学ぶことができます。

公共政策・社会研究専攻の、政治・国際研究専修もしくは平和研究専修が開発学関連分野を取り扱っています。

ICUの大学院では、リベラルアーツを土台とした学際的な学びを目標として掲げています。また対話重視の少人数教育が特徴的で、外国人比率も高いです。授業は日本語のものと英語のもの両方が用意されており、英語のみで修士の学位を取得することもできます。

ICUには4月入学と9月入学の2種類があり、4月入学の場合8月と12月のどちらかで出願、9月入学の場合は2・3月に出願となります。試験は書類審査と面接審査の2つが行われます。

費用は、入学金が約30万円、授業料が年額約90万円、施設料が年額約33万円となっています。

国際大学大学院

国際大学大学院

https://www.iuj.ac.jp/jp/

新潟県にある国際大学の国際関係学研究科で開発学関連分野を学ぶことができます。

国際大学は1982年に設立された日本で初めての大学院大学で、すべての授業が英語、9月入学、全寮制、全体の9割が留学生などユニークな特徴を持つ大学です。

国際関係学研究科には国際関係学プログラムと国際開発学プログラムの2つがあります。

国際関係学プログラムは国際関係学と国際平和学の2つに分かれ、国際開発学プログラムは国際開発学と経済学に分かれています。いずれのコースも科目の履修と修士論文の執筆が求められます。

試験は11月・2月・5月・6月の4回実施されます。英語試験の証明書の提出と面接試験があります。

費用は、入学金が約30万円、授業料が年額約220万円、生活費が年額約90万円となっています。

開発学・国際開発学を学んだ後の進路・キャリア

開発学を学んだ人はやはりグローバルな規模で開発に関連する職種を選ぶことが非常に多いです。

例えば、

  • 国連開発計画(UNDP)や世界銀行(WB)のような国際機関
  • ピースウィンズジャパンや国際協力機構のようなNGO・NPO
  • 国際開発センターのような開発コンサル会社
  • 外務省のような官公庁

などに就職する例があります。また、大学教員や研究者として開発学の研究を続ける人もいます。

開発学・国際開発学が学べる海外の大学院は?受験資格や学費、卒業後の進路・キャリアは?

まとめ

今回の記事では、開発学が学べる日本の大学院を6つ紹介しました。開発学に関心のある方は、ぜひ学校選びの際の参考にしてみてください。

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