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秘書検定とは?受験資格、難易度や合格率、受験料や勉強方法は?

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「事務職に就いたけれど、将来がなんとなく不安…」という方は多いもの。

この記事ではそんな方に向けて、事務処理能力をはじめ、社会人として必要なスキルが身につく「秘書検定」についてまとめています。

秘書検定とは

秘書検定とは、実務技能検定協会が主催しているビジネス系検定の1つです。国家資格ではありませんが、文部科学省が後援しています。

秘書検定の目標に1つに、相手に「感じが良い人」というイメージを与える人柄育成があります。そのため秘書業務を行う人だけではなく、オフィスワークや社会生活に役立つ知識も多く出題されるのが秘書検定の特徴です。

秘書検定は就職を控えた学生さんもよく受験しますが、上記の理由から新社会人としてオフィスワークのスキルアップを目指す人・転職対策を視野に入れている人にもおすすめできます。

秘書検定の試験概要

受験資格

秘書検定の受験に年齢や職業の制限はありません。そのため、学生や新社会人など誰でも受験可能です。

試験日・受験申込期間

秘書検定の試験は、1年間の間に2月・6月・11月の3回開催されています。最新の試験日時は秘書検定公式ホームページの「受験要項」で発表されていますので、興味がある人はチェックしておきましょう。

受験の申し込み期間は、試験日時の2カ月前から1か月前までとなっています。秘書検定公式ホームページ以外にも、受験申込受付書店として登録された書店でも申し込み可能です。

ただ、2月は2級と3級のみ実施されます。準1級・1級を受験したい場合は、6月と11月の年2回となりますので注意しましょう。

試験会場は大学や専門学校を借りて行うことが基本となっているため、試験日は授業のない日曜日に開催されます。

秘書検定準1級と1級は、筆記試験に合格したら二次試験として面接があります。

試験内容

秘書検定はどの級においても、秘書として必要な資質・職務知識や一般知識・マナーや接遇といった分野から出題されます。

回答形式は級ごとで変わり、3級・2級・準1級はマークシート方式による選択問題と一部記述問題が出題されます。そして最も難易度の高い1級は選択問題がなく、すべて記述問題となっています。

秘書検定準1級と1級は、筆記試験に合格後、面接試験もあります。

回答方式 面接
3級 選択問題、記述問題 なし
2級 選択問題、記述問題 なし
準1級 選択問題、記述問題 あり
1級 記述問題のみ あり

合格率や難易度について

秘書検定はすべての級において「理論」と「実技」の2種類に分かれており、両方60%以上合格することで合格となります。

種類 必要とされる資質
理論 職務知識、一般知識
実技 マナーと接遇、技能

秘書検定は、級が上がるごとに難易度も上がります

合格率
3級 55.6%
2級 55.6%
準1級 40.5%
1級 22.1%

秘書検定公式ホームページ「受験者状況」第116回の結果より

試験会場

秘書検定は、北海道・東北・関東・中部・近畿・中四国・九州・沖縄と全国に試験会場があります。(大学や専門学校などを一時的に借りて試験会場としています。)

秘書検定受験申し込みの際に地区ブロックの希望ができますが、どの会場で受験するかまでは決められません。

自分の受験会場は、受験の申し込みをした後に秘書検定技能協会から送付される受験票に記載されています。(予想を上回る申し込みがあった場合など、事情によっては会場が変更される可能性もあります。)

秘書検定はどんな職種に活かせる?

秘書検定で身につくスキルは、事務職や内勤業務が多い職種に特に活かせる資格です。事務職として欠かせない事務処理スキルだけでなく、上司や来客・先輩に対する気遣いも身につきます。

社会人としてふさわしい言葉遣いや振る舞いも学べるので、接客業務や販売職にも活かせるでしょう。企業に限らず医療機関の受付や百貨店などでも、スキルアップの一環として団体受験するケースもあります。

秘書検定は、「お客さんがアポの時間を間違って来社してしまった」「急ぎの仕事をしている最中、上司から別件の仕事を支持されてしまった」という不測の事態が起きた際の処理手順など、実践的なことも学べます。

受験の割合として多いのは大学生や高校生ですが、その次に多いのは会社員です。秘書職の受験者は会社員の1割程度となっています。

秘書検定を取得するとどんなメリットがある?

秘書検定は特定の業務に対して理解が深まる資格というよりは、社会生活で必要なスキルが包括的に学べる資格です。

秘書検定を勉強するメリットは、話し方や態度・正しい言葉遣いや表情の習得があります。これらは仕事をしていく上で大事なポイントなので、社会人としてスキルアップできるでしょう。

また、秘書検定を通して「感じの良さ」が身につくため、プライベートでも好印象を与えることができます。お茶の出し方やはがきの書き方・時候の挨拶なども学べるので、仕事に限らずプライベートでも活かすことができます。

そのため「なんとなく将来が不安で、何かプラスになる資格が欲しいな」と考えている方や、「仕事をする上で必要なスキルを身につけたい!」という社会人2~3年目の方には、特に大きな学びとなるでしょう。

企業によっては、秘書検定を取得することで資格手当が支給されることもあります。会社に合格証明書の提出が必要な場合は、協会に申請すれば郵送してもらうことができます。(手数料は自己負担)

支給額に基準はなく企業によってバラバラですが、級が上がるごとに支給額も増える傾向にあるようです。

履歴書に書いて有利になるのは秘書検定何級から?

3級は秘書検定の中で最も難易度が低く、就活対策として取得している学生さんも多くいます。スキルの1つとして履歴書でアピールするためには、2級以上は取得しておきたいところです。

さらに秘書検定準1級・1級になると筆記以外にも面接試験があります。正しい言葉遣いや立ち居振る舞いが身につくので、就職の際の面接でも多いに役立つでしょう。

秘書検定は独学で取得できる?

秘書検定は、独学でも十分合格を狙うことができます

勉強方法としては、受験勉強のようにテキストや過去問題集を使うのがおすすめです。早稲田出版から秘書検定の公式テキストが出版されているので、テキストを読んで理解した後、過去問題集を解いて理解を深めるとよいでしょう。

秘書検定準1級からは、筆記試験の後面接試験にも通過しなければいけません。立ち居振る舞いだけだはなく身だしなみも採点されますし、ロールプレイング形式で言葉遣いやとっさの判断力・気遣いまでがチェックされます。

面接対策については、協会から公式の面接対策DVDが販売されています。家で面接対策DVDを真似しながら勉強するのもおすすめです。

複数の人と一緒に受験する場合、お互いに面接官役になって練習する人もいます。人を目の前にすると緊張感も高まりますから、さらに実践的な練習となるでしょう。

秘書検定の資格取得にかかる費用について

秘書検定取得にかかる費用としては、まず受験料があります。受験料は、以下のように級によって金額が異なります。

受験料
3級 2,800円
2級 4,100円
準1級 5,300円
1級 6,000円
併願(準1級・2級) 9,400円
併願(2級・3級) 6,900円

次にかかる費用は、テキストや過去問題集といった書籍代です。公式テキストの場合、1冊1,000円台で購入できます。(級によって価格は変わります。)どれだけ書籍を購入するかでかかる費用は異なりますが、式テキストと過去問題集の2冊だけなら3,000円程度で準備できます

秘書検定のキャリアへの活かし方

秘書検定は、上級になると後輩への指導方法についても出題されます。事務職の場合は秘書検定を通して、後輩をまとめるリーダー的なポジションへのキャリアアップにも活かせるでしょう。

企業においても秘書検定の認知度は高いため、就職や転職の際にアピールの1つとして活かすことも可能です。

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