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メンタルヘルスマネジメント検定とは?コースの違いや試験内容、スケジュール、受験者数の推移、合格率は?

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この記事では、メンタルヘルスマネジメント検定についてまとめています。

メンタルヘルスマネジメント検定のメリットやコース、受験資格、難易度や合格率などをまとめています。

メンタルヘルスマネジメント検定とは?

メンタルヘルスマネジメント検定とは、働く人の心の不調の未然防止と、活力ある職場づくりを目指して、職場内での役割に応じた必要な知識を習得する検定試験です。

精神疾患といった働く人の心の病を未然に防ぎ、活気ある職場づくりができるよう、職場内での役割に応じて必要なメンタルヘルスケアに関する基礎的な知識や対処法の理解・習得を目的としています。

大阪商工会議所と施工商工会議所が実施している検定で、商工会議所法第9条による公的資格に分類されています。

メンタルヘルスマネジメント検定試験を勉強するメリットは?

メンタルヘルスマネジメント検定試験に合格すると、部下に心の不調が見受けられる時の適切な対応や、活気があり健康的な職場環境づくりに必要な知識など、仕事に役立つ知識や対処法を習得することができます。

その他、ストレスへの適切な対処法といったセルフメンタルヘルスケアに役立つ知識を習得することができます。

現在心の病による離職や求職、自殺を経験する人の増加が社会問題化しています。その中で、心の健康管理(メンタルヘルス・マネジメント)を重視する企業が増えており、管理職や人事担当者には従業員のメンタルヘルス対策を行うことが求められています。

メンタルヘルスマネジメント検定のコースは?

メンタルヘルスマネジメント検定には、受験者の職位や職種に応じてⅠ種(マスターコース)、Ⅱ種(ラインケアコース)、Ⅲ種(セルフケアコース)の3つのコースが用意されています。

Ⅰ種(マスターコース)

対象者

人事労務担当者、経営幹部

目的

自社の人事戦略や方針を踏まえ、社内のメンタルヘルス対策を推進することです。メンタルヘルスケア計画、産業護憲スタッフや他の専門機関との連携、従業員への教育・研修等に関する企画~実施までができることを目指しているコースです。

出題内容

  1. 企業経営におけるメンタルヘルス対策の意義と重要性
  2. メンタルヘルスケアの活動領域と人事労務部門の役割
  3. ストレスおよびメンタルヘルスに関する基礎知識
  4. 人事労務管理スタッフに求められる能力
  5. メンタルヘルスケアに関する方針と計画
  6. 産業保健スタッフ等の活用による心の健康管理の推進
  7. 相談体制の確立
  8. 教育研修
  9. 職場環境等の改善

問題構成時間

選択問題:2時間 論述問題:1時間

配点

選択問題:100点 論述問題:50点 ※論述問題は、実務を遂行するうえで必要な知識とその応用力、総合的判断力などを問います。

合格基準

選択問題、論述問題の得点の合計が105点以上。但し、論述問題の得点が25点以上

Ⅱ種(ラインケアコース)

対象者

管理職

目的

部門内、上司としての部下のメンタルヘルス対策の推進

出題内容

  1. メンタルヘルスケアの意義と管理監督者の役割
  2. ストレスおよびメンタルヘルスに関する基礎知識
  3. 職場環境等の評価および改善の方法
  4. 個々の労働者への配慮
  5. 労働者からの相談への対応 ※話の聴き方、情報提供および助言の方法等
  6. 社内外資源との連携
  7. 心の健康問題をもつ復職者への支援の方法

問題構成時間

選択問題:2時間

配点

100点

合格基準

70点以上

Ⅲ種(セルフケアコース)

対象者

一般社員

目的

組織における従業員自らのメンタルヘルス対策の推進

出題内容

  1. メンタルヘルスケアの意義
  2. ストレスおよびメンタルヘルスに関する基礎知識
  3. セルフケアの重要性
  4. ストレスへの気づき方
  5. ストレスへの対処、軽減の方法

問題構成時間

選択問題:2時間

配点

100点

合格基準

70点以上の得点

メンタルヘルスマネジメント検定の受験資格は?

受験資格はありません

学歴・年齢・性別・国籍に制限なく希望のコースを受験できます。また、Ⅰ種とⅡ種、Ⅱ種とⅢ種を同日に受験することも可能です。

メンタルヘルスマネジメント検定の試験スケジュールは?

メンタルヘルスマネジメント検定には、年に2回、全国15都市で実施される「公開試験」と、企業等が任意に試験の日時・場所を設定して実施する「団体特別試験」があります。ここでは、2019年の試験スケジュールを記載しています。

公開試験の日程

  • 第27回:2019年11月3日(日)
  • 第28回:2020年3月15日(日)※Ⅱ種・Ⅲ種のみ実施

申込期間

  • 第27回:8月28日(水)~9月27日(金)
  • 第28回:1月8日(水)~2月7日(金)

合格発表日

  • 第27回:Ⅰ種=2020年1月8日(水)、Ⅱ種・Ⅲ種=12月13日(金)
  • 第28回:4月24日(金)

メンタルヘルスマネジメント検定の受験者数は?

メンタルヘルスマネジメント検定の「公開試験結果・受験者データ」によると、受験者数は約2万人弱です。2016年度までは年々受験者数が増加していましたが、2017年度は微減しました。

※このグラフは、Ⅰ種・Ⅱ種・Ⅲ種の3コースを同時に実施した回の受験者のみを記載しています。

メンタルヘルスマネジメント検定の合格率は?難易度は高い?

年度 Ⅰ種合格率 Ⅱ種合格率 Ⅲ種合格率
2010 10.8% 48.2% 86.8%
2011 12.9% 40.3% 78.5%
2012 16.5% 54,5% 83.2%
2013 17.3% 54.8% 69.1%
2014 18.8% 55.7% 83.2%
2015 11.7% 48.7% 78.4%
2016 18.4% 49.3% 78.1%
2017 18.7% 51.1% 75.7%
2018 20.2% 65.1% 85.5%

最近の2年間では、Ⅰ種の合格率は2割前後、Ⅱ種の合格率は5~7割、Ⅲ種の合格率は7割強となっています。

Ⅰ種では専門的な知識も必要となりますが、Ⅱ種・Ⅲ種の難易度はそこまで高くありません。メンタルヘルスマネジメント検定試験の難易度としては、しっかりと対策をして臨めば、そこまで高くないといえるでしょう。

※このグラフは、Ⅰ種・Ⅱ種・Ⅲ種の3コースを同時に実施した回の合格率のみを記載しています。

メンタルヘルスマネジメント検定の対策は?

試験には公式テキストの内容と、その応用問題が出題されるため、公式テキストを使った勉強が有効です。

公式テキストはⅠ種、Ⅱ種、Ⅲ種それぞれ別々に作られており、全国の書店で販売されています。過去問も販売されているので、テキストを一通り勉強し終えたら過去問に挑戦してみるといいでしょう。

また、TACやLEC、ユーキャンでは資格取得講座が開講されています。独学が難しい場合にはこれらの講座を活用するのもよいでしょう。

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