資格

司法書士とは?仕事内容や試験の概要、難易度、倍率、代表的なキャリアは

投稿日:

この記事では、司法書士の仕事内容や司法書士試験の概要・難易度・倍率、キャリアについてまとめています。

司法書士とは

司法書士とは、国家資格であり、主に登記・供託の代理業務を行う職種です。

またその他に、会社や各種法人の登記に関する業務や、成年後見に関する業務などを行っています。

法務省のホームページによれば、以下の4つの業務が司法書士の業務内容として定義されています。

  1. 登記又は供託に関する手続について代理すること。
  2. 裁判所,検察庁又は(地方)法務局に提出する書類を作成すること。
  3. (地方)法務局長に対する登記又は供託に関する審査請求の手続について代理すること。
  4. 簡裁訴訟代理等関係業務を行うこと。※4の業務は、簡裁訴訟代理等関係業務を行うのに必要な能力を有すると法務大臣が認定した司法書士に限り行うことができる。

4の業務を行うことができる、法務大臣が認定した司法書士のことを認定司法書士と言います。

認定司法書士は、弁護士不足の影響によって、2003年4月から導入された制度です。

司法書士のほぼ全員が認定司法書士の資格を持っています。

司法書士の試験概要

受験資格

年齢、性別、学歴等に関係なく誰でも受験可能

受験手数料

8,000円

受験申請受付期間

例年5月中旬 例)2018年度 5月7日(月)~5月18日(金)まで

試験日程

筆記試験日

例年7月の第1日曜日もしくは第2日曜日 2018年度は7月1日(日)

試験時間割

集合時刻:9時 午前の部:9時半~11時半 午後の部:13時~16時

筆記試験結果発表

例年9月下旬 2018年度は9月26日(水)16時

口述試験日

例年10月中旬 2018年度は10月10日(水)

最終合格者発表日

例年11月上旬 2018年度は11月1日(木)

試験科目

筆記試験

・午前の部 択一式 憲法3問、民法20問、刑法3問、商法9問 計35問(配点105点)
・午後の部 択一式 不動産登記法16問、商業登記法8問、民事訴訟法5問、民事執行法1問、民事保全法1問、供託法3問、司法書士法1問 計35問(配点105点)
      記述式 不動産登記法1問、商業登記法1問 計2問(配点70点)

口述試験

筆記試験とほぼ同じ内容です。

例年、不動産登記法、商業登記法、司法書士法から出題されています。筆記試験合格者のほとんどが合格しています。

(参照)http://www.moj.go.jp/content/001253230.pdf

司法書士の難易度は?合格率はどのくらい?

法務省のホームページで公開されている、司法書士試験の最終結果は以下のようになっています。

  • 出願者数 17,668人
  • 受験者数 14,387人
  • 合格者数 621人(男479人,77.1%、女142人,22.9%)
  • 倍率(受験者/合格者)23.2倍
  • 筆記試験合格点 212.5点以上(満点280点)

合格基準点

  • 午前の部(多岐択一式)78点(満点105点)
  • 午後の部(多岐択一式)72点(満点105点)、(記述式)37.0点(満点70点)

司法書士試験は、例年合格率が3%前後となっており、難関試験と言われています。

司法書士になるにはどのくらいの勉強時間が必要?

司法書士試験の勉強時間は、一般的にはおよそ3,000時間と言われています。

1年で合格するとすれば1日約8時間、3年であれば1日約3時間程度の勉強が必要となります。

ただし前提知識には個人差があり、2,000時間程度で学習を終えてしまう方も、3,000時間以上の学習が必要な方もいます。この数字はあくまで目安として考えておくといいでしょう。特に法学部出身者やそうした領域での学習経験者はスムーズに学習が進む傾向にあるようです。

司法書士試験は独学が可能?

司法書士試験は難関ですが、独学でも合格可能です。

予備校には通わず、書店などで販売されている参考書、各種学習サービスで対策を行い合格する方がいます。

独学であれば、予備校に支払う費用を抑えることができ、自分のペースで学習を進めることもできます。これらは、独学のメリットと言えるでしょう。

しかし、独学の方が予備校に通うよりも、結果的に効率が悪くなってしまう場合もあります。

特に法律の勉強に慣れていない方にとっては、法律は理解が難しく戸惑ってしまう方も多くいます。

また、重要な範囲と一読で済ませる程度でいい範囲との区別がつかず、余計に勉強してしまうこともあります。

予備校であれば、これらのデメリットはほぼ感じることなくスムーズに学習が進められ、結果的に勉強時間につながり効率が良いとも考えられます。

独学と予備校での学習とで、長所・短所を比較して自分に合った学習方法で勉強を進めることをおすすめします。

司法書士を取得するメリットは?

司法書士の資格を取得するメリットは、以下の3つが考えられます。

安定した収入につながりやすい

司法書士の仕事は、法律上、弁護士と司法書士にしかできない独占分野です。

また、主な業務である不動産や会社の登記は、社会において一定量の需要が常に存在する業務です。独占業務のため、他の領域と比較した際、長期的にも安定した収入を得やすい資格といえるでしょう。

就職・転職に有利

司法書士資格は、司法書士事務所のみでなく民間企業でも評価につながることがあります。

資格の性質上、特に不動産業界や金融業界の企業において有利になります。司法書士の資格が評価される場合、総務職や法務職として採用されることが一般的です。

独立・起業につながる

司法書士試験に合格すると、日本司法書士連合会による研修を受けることができます。研修で司法書士の実務に関して学ぶことができるため、すぐに独立開業をすることも可能です。

司法書士のキャリアは?

司法書士のキャリアは、研修後1~3年の間、個人事務所や企業に勤め、その後自分の事務所を開業するというキャリアが代表的となっています。

また、事務所によって業務内容が偏っていることが多いため、別の事務所に転職しほかの業務にも携わってから開業に至るというケースもあるようです。

また、開業はせず民間企業の企業法務職としてキャリアを積んでいく方も増えてきているようです。特に、司法書士の担当領域と親和性の高い不動産業界などでは積極的に募集が行われています。

-資格
-,

Copyright© LearnUP , 2019 All Rights Reserved.