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日本国内でMBAを取得する場合の選択肢は?それぞれのメリット・デメリットは?

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この記事では、国内でMBA取得を考えている方に向けて、どういった選択肢があるのか、選択肢毎のメリット・デメリットをまとめています。

MBAとは

MBAとは、Master Business Administrationの略で、経営学修士のことを指します。

経営大学院を修了すると与えられる学位です。経営大学院はビジネススクールとも呼ばれます。

強い分野や注力している分野は学校やカリキュラムによって異なりますが、経営に関する要素(ファイナンス、アカウンティング、マーケティング、マネジメント、戦略等々)を習得出来るプログラムになっています。

経営の幹部やビジネスのプロフェッショナルを育成することを目的とされています。

主に数年のビジネス経験を経た、社会人を対象としており、国内のビジネススクールでは20代後半~40代前半までの学生が多いようです。(海外のビジネススクールはもう少し年齢が若いと言われています)

以前はMBAと言えば、欧米に留学して取得するものでしたが、現在では国内の経営大学院も増えており、海外or国内など豊富な選択肢があります。

国内でMBAを取得する場合、どんな選択肢がある?

この記事では、国内でMBAを取得する場合にどういった選択肢があるのかをまとめています。

通学するのか否か、フルタイムかパートタイムかなどいくつかのパターンがあります。

ここで言う国内とは、国内にいながらという意味で必ずしも日本にある大学院(ビジネススクール)のプログラムという意味ではありません。

通学

MBAを取得するという選択肢でイメージしやすいのが、この通学形式のものでしょう。

実際のキャンパスに通い、受講する形式で行うスタイルです。このスタイルでは、大学の授業でイメージするような講義型の授業と、ディスカッション主体で進む授業があります。キャンパスで実際に教授や講師、他の学生との交流が持ちやすいのがメリットといえるでしょう。通学型はさらにフルタイムとパートタイムに分類することが出来ます。

フルタイム

フルタイムのプログラムは、平日の昼間に開講されます。社会人が対象となっているので、会社に所属している方は休職・退職した上で通う必要があります。

経営大学院には、フルタイムプログラムしか提供していない場合もあり、そうした学校でMBAを取得したいという場合は、現在の仕事を休職・退職する必要があります。

パートタイム

一方、パートタイムのプログラムは、平日夜間と土日を中心に授業が行われます。

社会人が現在の仕事を辞めずに通うことが出来るようにプログラムが組まれています。キャリアに穴を空けたくないと考える方や収入面などから、パートタイムのプログラムはMBA取得のハードルが下がります。

オンライン

国内でMBA取得をするには、実際にキャンパスに通う方法以外にもオンラインで取得するという手段があります。オンラインで取得出来るプログラムは、フルタイムではなくパートタイムで取得出来るものが多いようです。

国内大学

国内の大学がオンラインでMBAプログラムを提供していることがあります。

近隣でMBAを取得出来るプログラムがない、時間の都合上オンラインのほうがよいという方には相性のよいプログラムと言えるでしょう。

海外大学

国内大学のプログラムだけではなく、海外大学のMBAプログラムをオンラインで受講することも可能です。

MOOCと言われるようなコースも多く登場しており、有名大学のプログラムを受講することも可能です。

日本にいながらかつ現職に就きながら、グローバルな環境でMBAプログラムを受講出来るのは大きなメリットといえるでしょう。ほとんどのプログラムが英語で行われるため、当然ですが、一定水準の英語力が求められます。

国内でMBAを取得する手段のメリット・デメリットのまとめ

上記で紹介した、国内でMBAを取得する手段のメリット・デメリットを以下にまとめました。それぞれに一長一短あり、どの選択肢がよいかは個人の状況や得たいものによって変わります。何を重視したいかを決め、絞り込んでいくのがよいでしょう。

  時間の負荷 金銭負担 ネットワーキング 知識習得
通学:フルタイム

最も負荷が大きい

現職を退職、休職する必要がある

現職の給与がなくなる 実際のキャンパスでディスカッションが出来、構築しやすい

フルコミット出来るので習得はしやすい

ディスカッション、プレゼン等総合的な学習が可能

通学:パートタイム

移動時間、交流の時間が必要

現職との両立が必要

給与を維持し、受講が可能 実際のキャンパスでディスカッションが出来、構築しやすい

ディスカッション、プレゼン等総合的な学習が可能

オンライン:国内大学

物理的な移動時間が不要

現職との両立が必要

給与を維持し、受講が可能

物理的な交流は図りづらい

ディスカッション、プレゼン等が行いづらい(リアルと比較した場合)
オフライン:海外大学

物理的な移動時間が不要

現職との両立が必要

海外大学に留学することと比較した場合、圧倒的に安価

物理的な交流は図りづらい

海外の学生とのネットワーク構築が可能

ディスカッション、プレゼン等が行いづらい(リアルと比較した場合)

 

国内の有名なMBAを提供しているプログラム

慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)

慶應義塾大学のビジネススクール(慶應義塾大学大学院経営管理研究科)は、KBSと呼ばれます。

1962年に創立された日本で初めてのビジネススクールで、2年間の全日制(フルタイム)です。(2019年現在)パートタイムのプログラムはありません。(※ExecutiveMBAを除く)

KBSは、ケースメソッドを用いた授業が特徴です。

ケースメソッドとは、実際の企業や組織が直面した経営課題・状況を記述した教材を基に、受講者がそれぞれに分析、意思決定を発表、教員のファシリテーションをもとにディスカッションしていく授業形式です。こうしたケースメソッドを用いて、知識や理論の伝達だけでは得られない、実践的な経営の意思決定能力を育成する狙いがあります。

一橋大学大学院経営管理研究科(HUB)

一橋大学大学院経営管理研究科は、商学研究科と国際企業戦略研究科が統合され、2018年4月に新設されました。

通称を、一橋ビジネススクール(HUB)と定めています。

以下4つのプログラムを提供しており、フルタイムやパートタイム、日本語や英語などの選択肢から自分にあったプログラムを選択することが出来ます。

  • 一橋大学大学院経営管理研究科 経営分析プログラム(フルタイム、日本語)
  • 一橋大学大学院経営管理研究科 経営管理プログラム(パートタイム、日本語)
  • 一橋大学大学院経営管理研究科 金融戦略・経営財務プログラム(パートタイム、日本語)
  • 一橋大学大学院経営管理研究科 国際企業戦略プログラム(フルタイム、英語)

早稲田大学大学院経営管理研究科(WBS)

早稲田大学大学院経営管理研究科(早稲田大学ビジネススクール)は、大学院商学研究科ビジネス専攻と大学院ファイナンス研究科の2つの専門職大学院が統合され、2016年4月に設立されました。

早稲田大学ビジネススクールの特徴の一つは、豊富なプログラムの選択肢があることです。

  • 全日制グローバル(2年、フルタイム、日英)
  • MSc in Finance(2年、フルタイム、英語)
  • 早稲田-ナンヤン ダブルMBA
  • 1年生総合(1年、フルタイム、日本語)
  • 夜間主総合(2年、パートタイム、日本語)
  • 夜間主プロフェッショナル-マネジメント専修(2年、パートタイム、日本語)
  • 夜間主プロフェッショナル-ファイナンス専修(2年、パートタイム、日本語)

上記のような選択肢があり、自分の目指すもの・都合に合わせて選択することが可能です。

グロービス経営大学院

グロービス経営大学院は、1992年に設立され、グロービス・マネジメント・スクール事業が開始されたことから始まりました。

現在では、東京、大阪、名古屋、仙台、福岡に校舎があり日英プログラム合わせて年間800名の入学定員を要する日本でも最大級の規模のビジネススクールです。

従来のビジネススクールで提供する「ヒト・モノ・カネ」に加え、「思考」「志」「テクノベート(テクノロジー×イノベーション)」を加えているのがカリキュラムの特徴です。

校舎に通学するプログラム以外にもオンラインで取得出来るプログラムもあるため、地方在住者や移動時間を無駄にしたくないという方にもあったプログラムを提供しています。

  • フルタイムMBAプログラム(英語)
  • パートタイムオンキャンパス&オンラインMBAプログラム(英語)
  • パートタイムMBAプログラム(日本語)
  • オンラインMBAプログラムプログラム(日本語)

国内でのMBA取得を検討する際に参考になる情報源

国内でのMBA取得を考える際に、参考になる情報源にはどんなものがあるでしょうか。

各学校の公式サイト

各学校の公式サイトは最低限見ておきましょう。どんなプログラムが提供されているのか、何を目指しているプログラムなのか、どんな教員・教授がいるのか、費用・スケジュールなど多くの情報は公式サイトから閲覧することが可能です。

学校によってはパンフレットをダウンロード出来ます。人に聞いたり、実際にキャンパスに行くことも良い方法ですが、最低限の情報は公式に公開されている情報で得ておきましょう。

実際の卒業生・在学生の声

実際にその経営大学院(ビジネススクール)で学んだ卒業生や在学生に実際に話しを聞いてみることは参考になるでしょう。

公式の情報からはわからない情報を得られます。知人や友人経由で話を聞くことができればよいですが、そうしたつながりがない場合、学校主体のプログラムの説明会が開催されており、そうした場には在学生がいることが多いです。そうした場を活用し、気になることや聞いておきたいことを実際に聞いてみるのがよいでしょう。

書籍・雑誌

雑誌や書籍を通じた情報収集も可能です。大学院やMBAプログラムに関する直接的な情報があることもありますし、興味を持った学校の教員・教授の著書を読んでみるのもよいでしょう。

そういった著書がMBAの教科書として指定されていることも多く、どういった内容を基に授業を行うのかといったことがイメージ出来るでしょう。

インターネット・SNS等

インターネット・SNS等での評判を見るのも参考になります。気になるキーワードや関心事項を検索エンジンや、各種SNSで検索してみるのがよいでしょう。インターネット上の情報は、どちらかと言えばネガティブな情報に触れやすいですが、あくまで参考にするものとしてはよいでしょう。

まとめ

国内にいながらMBAを取得する場合の選択肢、そのメリット・デメリットをまとめました。

海外に留学するほどの費用負担がなく、MBAを取得出来るのは大きなメリットといえるでしょう。実際の学校選びでは、どういった授業形式で行われるのかといったこと以外にも、どういったカリキュラムを提供しているのか、教授や講師の質は高いのか、一緒に学ぶ学生はどういう人が多いのかなど、様々な観点を考慮する必要があります。

LearnUPでは、MBA取得に関連する記事を他にも更新していく予定です。

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